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2022.10.15

「AEMS」活動の報告 ~4街区CO2排出量・1次エネルギー消費量実績と過去比較について~

「AEMS」活動の報告

~4街区CO2排出量・1次エネルギー消費量実績と過去比較について~
 

一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント(以下、当社団)は、「Area Energy Management System(エリアエネルギー管理システムの略称、以下AEMS)」活動を実施しております。

 

谷底地形に位置する渋谷駅前は熱だまりが起こりやすく、大規模開発に伴う環境負荷の増大が課題となっておりました。渋谷駅前エリアマネジメントの活動範囲である各施設が連携し、地域レベルでエネルギーデータを集約することにより、渋谷駅前エリアとしてエネルギー効率の向上を目指しています。

 

この度、渋谷駅前の4施設(渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリーム、渋谷フクラス)の2021年1月~2021年12月の1年間で以下の表のとおりCO2排出量や1次エネルギー※1消費量を削減致しました。

※1「1次エネルギー」とは、建築物で消費するエネルギーを熱量換算したもので化石燃料・原子力燃料・水力・太陽光などのエネルギーを指します。

 

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基準値※2に対してのCO2排出量単位は20.1%減、1次エネルギー消費量は27.4%減となり、CO2排出削減量をケヤキの木に換算すると、約1,611本分の排出削減量となります

※2「基準値」は東京都環境局公表のエネルギー消費量(2014年~2018年過去5か年の平均値)より算出しております。

 

今後もAEMS活動を通して、当社団はCO2および1次エネルギーの削減に努めていきます。

 

 

◆各街区のCO2削減に向けた取り組みの紹介

 

■【渋谷ヒカリエ】

●既存照明のLED化およびLED照明の更新工事を実施いたしました。

非常階段(373台)、サイン灯(8台)、サインゲート(10台)、オフィス共用部(1,247台+人感センサー108台)

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■【渋谷スクランブルスクエア】

●渋谷スクランブルスクエアの周辺施設と熱(冷熱・温熱)を相互利用し、エネルギーを効率化、環境負荷低減、CO2削減に貢献しております。

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●1500kW発電可能なガスコージェネレーションシステムを2台設置し、日中のピークカットを目的とした

節電と、発電時に排出される廃熱を空調熱源として二次利用し、CO2の削減に貢献しております。

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■【渋谷ストリーム】

●館内にカーボンストックファニチャー※を導入したことで、大気中の CO削減の第一歩を切りました。

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※カーボンストックファニチャーとは

大気中のCO2を吸収する性質を持っている木材。中でも森林認証を取得している国産木材を再利用しやすいように角材の状態を保ったまま、シンプルなデザインで造作した家具のこと。施設内の道路に面した場所(デッキ部)に設置することで広い意味でのCO2削減に寄与しています。

 

■【渋谷フクラス】

●館内空調のための冷水の熱交換器(8台)に保温ジャケットを取り付けることで、エネルギーのロスを削減しました。

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