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2023.11.30

ハチ公生誕100年について語る〜渋谷区観光協会 西さんを迎えて〜

ハチ公生誕100年について語る〜渋谷区観光協会 西さんを迎えて〜

一般財団法人渋谷区観光協会の西さん(左)と渋谷駅前エリアマネジメント前田(右)

 

今や渋谷のシンボルにもなっている「ハチ公」。2023年の今年はハチ公生誕100年という節目の年です。ハチ公生誕100年事業(通称「HACHI100プロジェクト」)について、運営団体として携わる一般財団法人渋谷区観光協会の西さんにお話を伺いました。

 

撮影場所:渋谷駅ハチ公広場

 

一般財団法人渋谷区観光協会

PRマネージャー 西 祐美子さん

 

 

渋谷駅前エリアマネジメント前田(前田):

西さんは一般財団法人渋谷区観光協会が今年運営に関わっている、ハチ公生誕100年事業(通称「HACHI100プロジェクト」)を担当されていますが、今回のプロジェクト実施の経緯について教えてください。

 

一般財団法人渋谷区観光協会 西さん(西さん):

今年は、ハチ公生誕100年ということで、これまでの100年を振り返り、そして次の100年に繋げていくため「渋谷区」とハチ公の故郷である「秋田県大館市」を含む6つの団体と一緒にハチ公生誕100年事業実行委員会を立ち上げました。

 

ハチ公が生まれたご縁の中で、秋田県大館市と渋谷区は防災協定を締結しています。

備蓄米なども大館市のものですし、渋谷の子供たちは秋田のお米を給食で食べています。

 

一方で、今の渋谷区の小学生にハチ公のことを尋ねると意外と知らない子供も多く、中にはハチ公のストーリーや銅像の場所も知らない子たちもいます。

渋谷にとってハチ公はとても大切な存在ですから、ハチ公生誕100年をきっかけにこの先の100年にも繋いでいかないといけないという思いもあり、ハチ公にちなんで8月8日10時8分(10:08)に記者発表し、今回のプロジェクトが始動しました。

 

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前田:

「HACHI100プロジェクト」に伴う観光客や地元や企業関係者の皆様から反響はありましたか?

 

西さん:

ハチ公生誕100年とお話しすると、地元の方からは自然と「おばあちゃんが見たことある」、「近所で見かけた」など様々なエピソードを聞くことができました。

若い世代の方でも、この街に携わる方の中には待ち合わせ場所としての思い出やエピソードが必ずあって、本当にハチ公を中心に会話が広がっていくことが多かったです。

 

大館市と渋谷区もハチ公が縁で繋がったわけですが、ハチ公という存在自体が縁繋ぎとなって様々な人たちを繋いでくれているのだと改めて実感しました。

 

現在もたくさんの外国人観光客の方が、ハチ公銅像と記念写真を撮っていますが、映画の影響でハチ公のストーリーを知り、渋谷に来たらハチ公銅像と写真を撮りたい、というお声をよく耳にします。

様々な国の方がハチ公銅像の前で並んで順番を守り、知らない他人同士がお互い写真撮影をしている様子は、ハチ公がいるからこそ成り立つ光景で、世界中の人たちとの縁も繋いでくれているのだと感じます。

 

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前田:

渋谷駅ハチ公広場にある観光案内施設「SHIBU HACHI BOX」でもHACHI100グッズを展示していますが、観光客の方からの評判はいかがですか?

 

西さん:

HACHI100グッズの展示品を見て、購入場所のお問い合わせをいただくことはかなり多いです。

また、「SHIBU HACHI BOX」の外から大きなハチ公のぬいぐるみが見えるので、それを見て施設内に入ってきてくださいます。

 

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HACHI100グッズは展示のみなのですが、渋谷区観光協会のマスコットキャラクター「ラブハチ(SHIBUYA♡HACHI)」グッズなどは常時販売も行っており、こちらも観光客の方に人気です。

売れ筋は、ぬいぐるみのキーホルダー、ピンバッチや渋谷御守などです。

特に渋谷御守は、裏がハチ公で表がスクランブル交差点のデザインになっており、「人間関係が良好になる」「事故に遭わない」という話もあり、わざわざ探して買いに来てくださる方も多いです。

 

現在は、西武渋谷店地下1階や渋谷スクランブルスクエア内「SHIBUYA SKY」のお土産ショップなどで取り扱っています。

渋谷のお土産というのはなかなかないので、ぜひおすすめです。

 

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前田:

では最後に、去年10月に外国人観光客の入国上限が撤廃され、今年は外国人観光客が大幅に増加していますが、今後の渋谷の観光の展望があればぜひ、教えてください。

 

西さん:

コロナ禍の3年間は、インバウンド(訪日外国人)観光客に対応する動きが何もできなかったので、今まさにそこの再構築を進めているという段階です。

まだ形にまではなっていませんが、これからインバウンド観光客対応も、オーバーツーリズムの問題なども含めて両輪で進めていかないといけないと考えています。

 

その中でも大切にしたいのは「渋谷らしさ」です。

渋谷のカルチャーは、ダイバーシティで自由だからこそ自然に生まれ、それが日本中、世界中に「シブヤカルチャー」として発信されてきました。

規制しすぎるとその「渋谷らしさ」が失われてしまう可能性がありますが、だからと言って、何でもありにしてしまうと全ての人たちが安心・安全に過ごせる街とはならないこともあります。

 

東京都がインバウンド観光客を対象に2023年に実施した調査によると、都内の訪問場所として渋谷が初めて首位になりました。

シブヤカルチャーやディープな東京を知れる、エネルギーのある街として海外の方が興味を持ってくださるのはとても嬉しいことです。

 

いつまでも魅力的で、みんなが来たくなる街「SHIBUYA」であり続けることが目標です。「Sustainable Shibuya Project」という活動もしていますが、持続性のある魅力的な街であることが大切だと思っています。

ハワイには、ハワイを思いやる心という意味の「Mālama Hawaiʻi(マラマハワイ)」という言葉があります。

渋谷を愛する人たちに、渋谷を大切に思いやってもらいながら、この先もハチ公のようにみんなに愛される街であり続けるお手伝いができればと思っています。

 

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▼ハチ公生誕100年Webサイト

https://hachi100.visitakita.com/top/

 

▼Sustainable Shibuya Project

https://sustainable-shibuya.com/

 

▼渋谷駅ハチ公広場「SHIBU HACHI BOX」

https://shibuyaplusfun.com/library/detail/?cd=000059

 

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