渋谷は、明治期に今のJRや東急電鉄の駅が開業して以来、ターミナル駅として、また映画館やギャラリーを数多く有する文化発信地として栄えてきました。また若者のファッションや文化の情報発信地としての地位も確立しています。
一方、大正時代から移設や増改築が繰り返されてきた駅施設や、1964年の東京オリンピック前後に開業した建築施設は、安全性や利便性の向上が必要となっています。
そこで今、公民連携のもと、まちの強みと特徴を最大限に生かし、渋谷を「日本一訪れたい街」とすることを目指して、再開発を進めています!
駅周辺に広がる歩行者デッキ。JR線や国道246号などで分断されたまちを繋ぎ、上下左右に移動しやすくなることで、まちの一体感が強まります。さらに、JR線ホームと銀座線ホームの移動により、地下化した東横線や副都心線との乗り換えが便利に。立体的な歩行者動線「アーバン・コア」の整備により、多くの交流や、賑わいが感じられる開放的な空間が生まれます。
耐震性の高い大規模ビルに、帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫を準備します。また、ゲリラ豪雨にも負けない街を目指し、駅前広場の地下に大規模な雨水貯留槽を整備します。
※東西駅前広場等の都市基盤施設の整備は、渋谷駅街区土地区画整理事業で推進しています
[共同施行者]東京急行電鉄株式会社 独立行政法人都市再生機構
[地権者]東京急行電鉄株式会社 東日本旅客鉄道株式会社 東京地下鉄株式会社
[施行期間]〜2026年度(予定)
国際空港とつながる空港リムジンの発着場となるバスターミナルを駅前に設置。新たに観光案内所もつくっていくなど、国際都市の入り口として、また東京観光の拠点として、外国の方々にとっても、過ごしやすい快適な街づくりをしていきます。
かつては、水流豊かな街だった渋谷。その渋谷に、再び水辺がよみがえりました。官民連携により、にぎわい広場や川に水を流す壁泉が渋谷川に整備され、川沿いには遊歩道も誕生。これにより、新しい渋谷のオアシスとなりました。
日本の高いクリエイティビティを世界に発信する場、世界のクリエイティビティとつながり、意見交換していく場として、起業家やクリエイターが集まれる施設を駅前に整備。たくさんの人たちがお互いに刺激しあって、新しいものづくりが自然と生まれるような空間づくりをしていきます。