各再開発プロジェクトの
概要
再開発が行われている5つの街区の未来について解説しています。また、土地区画整理事業についても概要をご覧いただけます。
国内最大級のミュージカル劇場、イベントホールやクリエイティブスペースを備えた渋谷を代表する情報発信拠点
開業1年で2,000万人以上の来場者数を記録した渋谷のランドマーク。高度な耐震性、災害時帰宅困難者対応スペースを確保しているほか、先進的な環境改善への取り組みによって環境負荷の少ない都市空間の形成に貢献しています。
地下3階〜地上5階は東急百貨店が運営する商業施設「ShinQs(シンクス)」、6階・7階は飲食フロア「dining 6」「TABLE 7」、8階はデザインやアートに気軽に触れることができるクリエイティブスペース「8/(はち)」、9階は大型イベントホール「ヒカリエホール」、11階〜16階は国内最大級のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」、17階〜34階はオフィスで構成されています。
「渋谷ヒカリエ」は高度な耐震性能を持つだけでなく、災害時に発生する帰宅困難者を一時的に収容可能なスペースとして約5,500m²を確保しています。館内には約72時間分の予備電源があり、災害時も一部のトイレが使用できるほか、1万3000食の飲料水・食料の備蓄もなされています。
さらに、自然エネルギーの活用や高効率エネルギーシステムの導入、緑化など、環境改善への先進的な取り組みを推進することで、環境に配慮した都市空間を創造しています。CO2排出量の削減やヒートアイランド現象の緩和を図り、環境負荷の少ない都市の形成に貢献しています。
建物の概要
事業主体
渋谷新文化街区プロジェクト推進協議会
東急株式会社、東京地下鉄株式会社、東宝株式会社、田中ビル株式会社、嘉栄ビル株式会社
所在地
東京都渋谷区渋谷二丁目21番1号
用途
商業、オフィス、文化施設、駐車場ほか
敷地面積
約9,640m²
延床面積
約144,000m²
階数
地上34階 地下4階
高さ
182.5m
設計
株式会社日建設計・株式会社東急設計コンサルタント共同企業体
開業
2012年
旧東横線渋谷駅の記憶を残す、クリエイティブワーカーを魅了するエリア
高架部分を歩行者デッキへ再利用したり、かまぼこ屋根のデザインを取り入れるなど、旧東横線渋谷駅のホーム、線路跡地およびその周辺地区の記憶が残る大規模複合施設です。隣接する渋谷川も官民連携によって再生され、新しい渋谷のオアシスとなっています。
次世代の産業が育まれる場として
高層部にはオフィス、中層部には約200室のホテル、低層部にはイベントホール、商業施設など、仕事と遊びの境界がなく、クリエイティブワーカーを支援する施設が集結しています。
旧東横線渋谷駅を記憶に残し、ダイナミックに変わる
1927年の開業時から渋谷の発展に貢献してきた旧東横線渋谷駅を記憶として残すべく、国道246号を横断する歩行者デッキに高架部分の再利用や、かまぼこ屋根などの一部デザインを取り入れています。
地域の資源を活用してにぎわいを生み出す
官民連携により、街のにぎわいから隔離されてしまった渋谷川に、官民連携で清流復活水を活用して水流を取り戻し、川沿いに600mに及ぶ緑の遊歩道とにぎわいの広場を整備し、潤いのある水辺の空間を提供しています。
建物の概要
事業主体
東急株式会社、東横線隣接街区の地権者
所在地
東京都渋谷区渋谷三丁目21番3号
用途
事務所、店舗、ホテル、ホール、駐車場等
敷地面積
約7,100m²
延床面積
約116,700m²
階数
地上35階 地下4階
高さ
約180m
設計
株式会社東急設計コンサルタント
デザインアーキテクツ
小嶋一浩+赤松佳珠子/シーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)
開業
2018年
渋谷川の環境整備
(広場と水景施設)
渋谷ストリームではビルの開発にあわせて、官民連携で渋谷川の再生および広場の整備を進めます。
河川占用の特例制度の活用により、にぎわいの広場として、河川敷地である稲荷橋下流側に渋谷三丁目のゲートとなる「稲荷橋広場」、金王橋上流側に渋谷三丁目のシンボルとなる「金王橋広場」の計2箇所の広場を整備します。
また、これらの広場の間には清流復活水を活用した「壁泉」とよばれる水景施設を整備し、視覚的にも聴覚的にも賑わいと潤いのある良好な水辺空間を提供します。さらに、約600mにわたって緑の遊歩道「リバーストリート」を整備し、ツタなどによる護岸緑化、高木の並木により緑と水のネットワークを形成します。
渋谷三丁目のシンボルとなる広場イメージ
壁泉と渋谷川沿い店舗の賑わいイメージ
約600mにわたる緑の遊歩道と渋谷川の整備イメージ
ターミナル駅を中心とする都市再生のモデルプロジェクト
日本を代表するターミナル駅である渋谷駅の直上に位置する渋谷スクランブルスクエアは、第Ⅰ期(東棟)・第Ⅱ期(中央棟・西棟)から構成され、周辺地区最大級のオフィス&商業施設をあわせもつとともに、クリエイティブ・コンテンツ産業の発展を促す共創施設、日本最大級の屋上展望空間を有する展望施設、来街者をひきつける情報発信施設・観光支援施設も備え、渋谷の国際競争力強化を目指します。
第Ⅰ期(東棟)は2019年に完成しました。中央棟・西棟は2027年度の開業を予定しています。
世界から常に人と注目を集め続ける街の実現を目指す
渋谷駅周辺地区では最大級となるオフィス(貸床面積約7万m²)と商業施設(店舗面積約7万m²)をあわせもち、世界から常に人と注目を集め続けるまちを実現する中心的役割を果たします。
安全で快適な街の実現を目指す
本計画は、「渋谷駅街区土地区画整理事業」、および鉄道改良事業と相互に連携し、交通結節点の強化や歩行者の利便性向上、防災機能の強化を図ります。
国際競争力の強化を目指す
IT・映像・ファッションなどのクリエイティブ・コンテンツ産業のイノベーションを促す施設や、来街者をひきつける情報発信施設や観光支援施設を整備し、街の国際競争力の強化を目指します。
建物の概要
事業主体
東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社
所在地
東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号
用途
事務所、店舗、展望施設、駐車場等
敷地面積
約15,300m²
延床面積
約276,000m²
高さ
東棟:地上47階地下7階 中央棟:地上10階地下2階 西棟:地上13階地下5階
設計
渋谷駅周辺整備計画共同企業体
(株式会社日建設計、株式会社東急設計コンサルタント、株式会社ジェイアール東日本建築設計、メトロ開発株式会社)
デザインアーキテクツ
株式会社日建設計、株式会社隈研吾建築都市設計事務所、有限会社SANAA事務所
開業
第Ⅰ期(東棟):2019年 第Ⅱ期(中央棟・西棟):2027年度(予定)
東口・西口の駅周辺整備イメージ
①東口駅前広場(地下)東口駅地下広場
②東口アーバンコア
③東口2階デッキ
④東口・西口国道デッキ
⑤西口駅前広場
⑥西口タクシープール(地下)
⑦西口アーバンコア
⑧南北自由通路
このパースはイメージであり、今後変更される場合があります。
都市型観光の拠点として、渋谷駅西口のランドマークを担う複合施設
人々の幸福を「膨らす(膨らます)」をコンセプトに商業・オフィスなどで構成される複合施設。1階は空港リムジンバスも乗り入れる「バスターミナル」、アートセンター機能を備える「観光支援施設」、2階・8階、17階・18階は成熟したライフスタイルを提案する商業施設「東急プラザ渋谷」、9階から16階はオフィス、17階には渋谷の街を一望できる屋上テラス「SHIBU NIWA」と産業進出支援施設「ビジネスエアポート」が併設されており、都市型観光の拠点として幅広い方々を受け入れる施設として街の賑わいに貢献しております。
公共貢献機能としての役割
多層な都市基盤をバリアフリーで上下に結ぶアーバンコア、渋谷駅と周辺エリアをつなぐ道玄坂連絡デッキを整備。本ビルをハブとして、渋谷駅や周辺エリアへ上下左右に移動しやすい歩行者ネットワークを実現します。また地下2階には路上荷捌きの削減を目的に地域荷捌き場「ESSA」を整備し、周辺地域の歩きやすい街づくりを実現しております。
アーバンコア
建物の概要
事業主体
渋谷フクラス管理組合
参加組合員
東急不動産株式会社
所在地
東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号
用途
事務所、店舗、駐車場等
敷地面積
約3,330m²
延床面積
約58,970m²
階数
地上18階 地下4階
高さ
約103m
設計
(デザインアーキテクツ)手塚建築研究所
(マスターアーキテクツ)株式会社日建設計
(設計・監理)清水建設株式会社一級建築士事務所
開業
2019年
新たな魅力に満ちた、新たな渋谷へ
本プロジェクトは、渋谷駅南西部に広がる約2.6haの施行区域を一体的に整備する再開発事業です。渋谷駅中心地区の都市基盤整備の一翼を担う重要なプロジェクトであり、歩行者・地下車路ネットワークの整備を行うことで、街の利便性・回遊性の向上を図ります。また、街の国際競争力強化を目指し、国際医療施設、起業支援施設等を導入すると共に、帰宅困難者の一時滞在施設等を整備し、防災機能の強化を行うことで、新たな魅力に満ちた、新たな渋谷を実現します。
街の魅力向上
JR渋谷駅の新たな改札口と繋がる歩行者デッキ、国道246号上空の歩行者デッキ等と本プロジェクトが接続することにより、周辺から本プロジェクトへのアクセスが向上します。また、縦動線であるアーバン・コアや街区間を接続する歩行者デッキといった歩行者ネットワークを整備します。併せて、周辺街区と接続する地下車路ネットワークを整備し、街の利便性・快適性の向上を図ります。
国際競争力の強化に資する機能
本プロジェクトでは、中高層部のオフィス・住宅、低層部の商業施設に加え、外国企業・外国人ビジネスマンを支える国際医療施設・サービスアパートメント・子育て支援施設を導入するとともに、ベンチャービジネス・企業の育成を支援する企業支援施設を整備することで街の国際競争力強化を図ります。
建物の概要
事業主体
渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
参加組合員
東急不動産株式会社
所在地
東京都渋谷区桜丘町123、124、125番(地番)
用途
事務所、店舗、住宅、教会、駐車場等
敷地面積
約16,970㎡
延床面積
約254,700㎡
階数
A街区:地上39階地下4階
B街区:地上30階地下1階
C街区:地上4階
高さ
A街区:約180m
B街区:約127m
C街区:約16m
設計
デザインアーキテクツ
古谷誠章
有限会社ナスカ一級建築士事務所
株式会社日建設計
基本・実施設計
株式会社日建設計
有限会社ナスカ一級建築士事務所
株式会社日建ハウジングシステム
株式会社大岡山建築設計研究所
変更実施設計
鹿島・戸田建設共同企業体
竣工予定
2023年度
まちの地上の整備はもちろん、地下からも安全・快適・にぎわいが生まれます
渋谷駅の地下を流れる渋谷川の流れを切り替え施設の再整備を行い、にぎわいとうるおいのある渋谷川を創出します。また、安全で快適な広場空間の形成、交通結節機能の強化のために東口地下広場の整備を行い、東口駅前広場地下に大きな雨水貯留槽を整備し水害に強いまちを目指します。
にぎわい・うるおいのある川へ
渋谷駅の地下を流れる渋谷川の流れを切り替え、施設の再整備を行います。
駅とまちをつなぐ快適な広場
安全で快適な歩行空間を創出するとともに、多様な交通との結節機能強化を図ります。
水に負けない。安全安心なまち
駅前広場地下に、大きな雨水貯留槽を整備。水害に強いまちを実現します。
建物の概要
共同施行者
東急株式会社 独立行政法人都市再生機構
地権者
東急株式会社 東日本旅客鉄道株式会社 東京地下鉄株式会社
施行期間
〜2026年度
2020年6月に渋谷マークシティが渋谷駅前エリアマネジメント協議会に加入しました。
渋谷西口地区におけるプラットフォーム
2021年に開業21周年を迎えた当館は、ホテル、オフィス、商業施設、鉄道、高速バスターミナルの機能を1カ所に集約した複合施設であり、渋谷西側エリアにおけるプラットフォーム(基盤)として、街のヒト、モノ、コトを繋げる役割を今後も担っていきます。
渋谷を基盤に生活をするすべての人の日常を応援
日々渋谷をご利用いただくワーカー、周辺住民の方々が本当に欲しいサービス、機能、店舗を考え、その方々の日常に寄り添うことで、お客様自身の生活をより豊かにしていただくことを目指しております。
建物の概要
事業主体
東京地下鉄株式会社
東急株式会社
京王電鉄株式会社
所在地
東京都渋谷区道玄坂1丁目1-12-1ほか
用途
事務所、店舗、駐車場等
敷地面積
14,420.37㎡
建築面積
13,256.08㎡
延床面積
138,620.49㎡
構造
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
階数
イースト(ホテル棟)地下2階・地上25階、塔屋2階建
ウエスト(オフィス棟)地下1階・地上23階、塔屋3階建
設計
日本設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
開業
2000年